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(2月研修報告)生活保護についての研修会

 令和5年2月13日(月)福岡県行政書士会館3階大研修室にて、生活保護についての研修会を開催しました。講師は、福岡市福祉局生活福祉部保護課監査係長の桑野麻子様でした。 

 

 講義は三種類のレジュメに沿って行われました。内容は

 

1.生活保護制度の目的

2.生活保護の実施上の原則

3.生活保護の種類

4.生活保護の相談・申請から調査決定まで

5.生活保護を受けることになった場合

6.適正実施の取り組み

7.生活保護の現状

 

で、それぞれについて記載例を参考にしながら講義が行われました。 

 生活保護には生活、住宅、教育など種類があり、また世帯構成や個人の生活状況等により給付される額は変わるため、一概にどのくらい給付してもらえるかは相談の段階ではわからないことや、申請後は収入以外に生活状況や病状、扶養義務者等細かく調査がされることが説明されました。 

 

 講義の最後には、「車の所有は認められるのか」「本人と関係が悪い人にも扶養義務があるのか」など、実際に相談があった事案が質問されました。 

 

 行政書士としては、相談に来られた方に大まかな生活保護制度のしくみや、申請の流れ等を説明する際に今回の講義で学んだことや、レジュメでいただいた「生活保護のしくみ」と様式集が大いに役立つと感じました。