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2月研修報告 信託制度と相続制度との交錯~その概論的考察~ 

 コスモスふくおか2月の研修は、昨年11月30日に広島県において広島県行政 書士会主催で行われた中央大学法学部教授・大学院法学研究科委員長の新井誠先生による研修「信託制度と相続制度との交錯~その概論的考察~」を、伝達研修 という形で、愛ブリッジ委員の伊原浩治先生とコスモスふくおかの江上良子支部長に講義して頂きました。  

 講義では新井先生のご著書「信託法」(有斐閣)を用いながら、序論の「信託 の歴史」を江上支部長が、「信託制度の本質」を伊原先生が説明されました。
難しいと言われる信託のしくみですが、講義の中で新井先生が特に詳しく触れられた「信託の機能」として

1.財産の長期的管理機能 

2.財産の集団的管理機能 

3.私益財産から公益財産の転換機能 

4.倒産隔離機能

の 4つについて、伊原先生より丁寧に解説して頂きました。  

新井先生も言われていた信託と任意後見制度を組み合わせた利用などについての勉強も、必要だと感じました。